自分の会社が長く続いていくために経営者が常に持っておくべきたった一つの要素とは?
これから創業されるみなさんにとって、自分が考えている理想の会社像とは何でしょうか?
いろいろあると思いますが、やはり一番の理想は、「ずっと長く続いていく会社」を作りたいというものではないでしょうか。
会社を長く続けていくことはそれなりに大変なことです。ときには廃業もかんがえなくてはならないほどのピンチが訪れることだってあるでしょう。
そんな逆境にも負けずに会社を長く続けていくためにはどのような心もちで会社経営に臨めばいいのでしょうか?
健全な経営をするため一言で言い表せる「キーワード」とは?
たとえば経営者に次のような要素があるといいのではないでしょうか?
1、いつも明るくて元気だ
2、誰に対してもあいさつなどの礼儀を忘れない
3、世間のニーズを把握し、柔軟に対応する
4、常に情報に敏感である
5、自分の会社のことをしっかりわかっている
6、困ったときに助けてもらえるような人づきあいをしている
7、従業員を大事にする
8、すぐにあきらめない
9、社会貢献やボランティア活動に積極的だ
もちろんこれがすべてというわけじゃありませんが、少なくともこれらのことを経営者がしっかり実践することでいい経営はできるので、結果的に長く会社が経営できます。
これらのことに共通して言えるのは「誠実」であることです。
「誠実さ」を持ち合わせている会社であれば、自然とこのような明るい雰囲気の会社にはなっているでしょうし、しっかりと売上も上がっていることは容易に想像がつきますね。
「誠実さ」というのは特別なことをする必要はないのです。常日頃からちゃんとした行動をしていれば自然と出てくるものなのです。
ブラック企業には「負のオーラ」がまとわりついている
逆に今ブラック企業というものが世間で話題となっていますが、こうした会社には負のオーラが漂っていると感じませんか?
負のオーラがある会社というのは、だいたいイメージがわくかと思いますが、会社が薄暗くて、トイレが汚くて、従業員もどこか暗そうな感じであいさつもなくて、上司が部下を叱り飛ばす声が聞こえて、会社のあちこちで会社の悪口が聞こえる、といった感じに次々と出てきます。
こんな会社からはだれもモノやサービスを買いたがらないと思うのは当然だと思います。なぜならその会社のモノやサービスを通じて発せられる「負のオーラ」が、わたしたち消費者にも伝播してくるからです。
経営者からも従業員からも「誠実さ」が見られない会社に明るい未来はありません。このような会社を放置している経営者にも問題があると思います。
事業経営がうまくいかない理由というのは、不況や販売不振などの外的要因だけに原因を求めることはできません。事業において「誠実さ」がないと経営というのはうまく続かないようにできているのです。
まとめ
ブラックまがいのことをやっている会社は、今は世間の目が厳しくなっています。こうした会社はいずれ淘汰されていくことでしょう。そうならないためにもみなさんはしっかりと誠実な経営を心掛けていかないといけません。
みなさんが元気なあいさつをすれば周りの方もしてくれますし、みなさんがゴミ拾いをすれば周りの方もゴミ拾いをするようになります。
皆さんの日ごろの行動を見直すことで「誠実さ」は確実に成長してくるといえます。まずは経営者であるみなさんからはじめましょう。