今話題の「持続化給付金」を実際申請してみて分かったこととは?

2020年05月03日


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こんにちは行政書士で創業支援アドバイザーのセイケです。

 

さて先週になって政府の方から緊急事態宣言を今月末まで延長するということが方向性として示されましたね。

 

これによって今まで休業要請などで営業活動を自粛していた店舗や、コロナの影響で売上が大きく下がってしまった事業者の皆さんにしてみればまだこの状況が伸びるのか!というやるせない思いでいっぱいだと思います。

 

 

 

しかし今のこの状況が変わらない以上はなかなかすぐに営業再開しても前のような状況に回復するには時間がかかると思います。それでも日々家賃や人件費などの経費はかかるためいつまでも自粛してもいられない!というのが本音だと思います。

 

そこで政府や自治体の方でもこうした多くの事業者のためにさまざまな対応策を実施しています。なかでも目玉なのは「持続化給付金」だと思います。

 

 

 

前回のブログでもこの持続化給付金についてお伝えしましたが、その後詳しい応募要領が発表され、そして補正予算が成立した翌日の5月1日午前10時から専用サイトからの申し込み受付を開始しました。

 

わたしもそこで実際にやってみてだいぶわかったことがあるので、これから申し込みをしようと思っている皆さまにシェアしたいと思います。

 

 

「持続化給付金」申し込み開始初日(5月1日)の状況は?

 

 

先ほどもお伝えしたように、持続化給付金は、2020年5月1日午前10時から専用サイトで申込み受付を開始しました。

 

この持続化給付金は、国民一律10万円の給付金とは違って、申込みはインターネットで専用サイトからの受付のみとなっていますので注意が必要です。

 

 

 

わたしは1日に申し込みが開始されたという情報が出てすぐに専用サイトに行って申込みしてみましたが、このときにはすでに多くの申込者がサイトに殺到していたようで、すぐには申込できませんでした。その理由は後ほどお伝えします。

 

ではどういったことが大変だった、また注意しなければならないかをわたし個人の感想としてここで取り上げてみたいと思います。

 

 

 

実際に「持続化給付金」を申請してみたときに感じたことや注意点は?

 

 

 

1.最初のときマイページにログインできないおそれがある!

 

 

まず申込者は、持続化給付金の特設サイトにアクセスして、申請ボタンを押してメールアドレスなどを入力して仮登録をします。

 

そしてそのメールアドレスにメールが送られてきたことを確認して、本登録をします。

 

それからその登録したIDやパスワードを入力してマイページにログインして基本情報などを入力して申し込みという形になるのですが、わたしの場合ここで「ログインできない」という事態が発生しました。

 

 

 

具体的にはログインしようとして何度IDとパスワードを打ち込んでも「エラー」「正しいIDとパスワードを入力してください」という表示がでるのですね(汗)

 

最初はあれ?パスワード間違えたかなということで何度か正しいIDとパスワードを打ち込んでログインを試みましたが、それでもログインできませんでした。

 

 

 

わたしが専用サイトにアクセスしたのが午前11時ごろでしたので、そのころまさにサイトがオープンしたという情報が回って、一気に申込者がサイトに殺到してサーバーダウンした可能性が考えられます。

 

そこで申し込みが殺到してサーバーダウンしているなということがなんとなくわかったため、この時間からのログインはあきらめて少し時間を空けてからやろうと思いました。

 

 

 

結局その日は夜8時ごろにもう一度サイトを訪問してログインをやってみたところすんなり入れたので、やはりサイト開設直後は申込者が殺到したためにこのようなことになったのだと思います

 

今はたぶん大丈夫だと思いますが、一応今後もこのようなことは起こりうる可能性はありますので、対策としてはとにかくあせらずに時間をおいてからもう一度トライしてみてください。その際昼間よりは夜の方が入りやすいかと思いますので参考までに^^

 

 

2.基本情報では「設立年月日(開業日)」を調べるのに少し時間がかかる。

 

 

マイページにログインするとまず要件確認にチェックをしていって、そのあと案内に従って基本情報を入力していくのですが、ここではそんなにむずかしいと感じることはとくにありませんでした。

 

ただし1点だけ「設立年月日(開業日)」のところについてはわたしもさすがに10年以上前に開業したので詳しい開業年月日を覚えておらず、ここでいろいろ昔の資料を探さないといけない羽目になりました。

 

 

 

しかしそのところにも書いてありますが、分からなければ「近い日付」でいいそうなので、あまりここで時間かけてもどうかと思うので、そこはむずかしく考えずにだいたいでいいかと思います。

 

そのあとの給付額の算定方法などは、自分で去年の確定申告書と今年の売上台帳を見比べて案内にしたがって書き込んでいけばいいかと思います。

 

 

3.「証拠書類」は前もって用意しておいた方がいい。

 

 

そして給付金の振込先の口座情報などを入力して、最後に添付書類をアップロードするよう求められます。

 

添付書類とは、①昨年の確定申告書の写し、②今年の売上台帳、③通帳の写し、④本人確認書の写し、のことで、それぞれ要領にしたがって必要な添付書類をスキャンしたり、スマートフォンなどで撮影したりしたものを画像化してアップロードするように求められます。

 

 

 

このとき添付書類のデータは、pdf、jpg、pngで10MB以内でないとダメだとか、スマートフォンなどで撮影した写真は細かい字が読み取れるようにするなどいろいろ細かい条件があるので、インターネットにあまり詳しくない方などはとくに注意してください。

 

わたしの場合、確定申告書は準備していましたが、それ以外は用意していなかったので、ここでまた余計に時間がかかってしまいました。

 

 

4.「今年の売上台帳」の添付データは結構ややこしい!

 

 

添付書類として求められる「今年の売上台帳」については、形式は弥生のような会計ソフトの売上データでも、エクセルで作った売上データでも、手書きの帳面の写しでも何でもO.Kとなっているので、これが余計に頭を悩ませることになります。

 

というのもわたしは弥生の会計ソフトを普段利用していて、その中には明確な「売上台帳」というものがないので、どのデータから抽出して提出すればいいのかがよくわからないのですね。

 

 

 

結局「残高推移表」の月次売上データを出してそれを添付資料にすることにしましたが、ここまでかなりの時間を費やしました。これが正しいのかどうか自分でもよく分かっていません(笑)とりあえず月別の売上データが欲しいということなのだろうと思うので、これで問題ないのではないかと思います。

 

これについては、皆さんが普段使っている売上データをそのまま使えばいいと思いますが、もし自分が何をデータとして出していいのかわからないときは、文房具屋やホームセンターなどで「売上帳」「仕訳帳」「出納帳」などの名前のノートを買ってきて、自分で手書きをして作成してみてもいいかと思います。

 

※弥生会計をご利用の方はこちらを参考にしてください。

 

 

5.「e-Tax」の方は「収受印日付」に変わる「受信通知」が添付書類として必要である。

 

 

去年の確定申告書を添付書類として提出する場合、かならず税務署の「日付入りの収受印」があるものに限るということが申請要領に書かれてありましたが、このとき「e-Tax」つまり電子申請で確定申告した場合はどうするのかということが結構話題になりました。

 

そのあとe-Taxを通じて申請を行う場合は「受信通知」を添付すればO.Kだとする要領が経産省から発表されました。

 

 

 

この受信通知とは、

 

確定申告書の上部に「電子申告の日時」と「受付番号」の記載のあるものについては、「受信通知」の添付は不要とします。

※申告者の氏名又は名称、提出先税務署、受付日時、受付番号及び申告した税目等が表示された、申告等データが税務署に到達したことを確認できるメール詳細がわかるもの

(「持続化給付金申請要領」より抜粋。)

 

とありますが、これだけ見てもとても分かりにくいものとなっています。

 

 

 

要するに、「確定申告書の上部に日時と受付番号の記載があるもの」については、税務署に出向いて電子申告を行ったときに、日時と受付番号が上部に記載されたものを控えにもらうので、収受印がなくてもそれを提出すればいいということになります。

 

しかし多くの方は自宅からインターネットで申込みしていると思うので、「申告書データが税務署に到達したことを確認できるメール」が必要だということになります。

 

 

 

わたしもe-Taxで確定申告を行っていたので、これがないと申し込みができないということなので過去の受信メールを必死に探しました。でもあまり重要でないメールは基本残さないですぐ削除するので、やはり探してもありませんでした。

 

そこでe-Taxのサイトの中にたしか「メッセージボックス」があったことを思い出してログインして確認したところ、そこに通知メールがありました!思わず「やった!」と声が出ましたよ。

 

 

 

すぐにそれを印刷してpdfにして添付書類にすることができました。(多分これでも受け付けてもらえると思いますが確信は持てませんので、受信メールが残っている方はそちらを印刷して提出した方が確実かと思います。)

 

こうしてわたしの場合「受信通知」がすぐ手に入りましたが、それでも見つけられなかったという方は、税務署に出向いて「納税証明書」をもらってくる必要があるということなのでかなり時間がかかることになりますので、ご注意ください。

 

 

6.申し込んだ後に来るはずの「受付完了メール」は来ない!

 

 

だいたい多くの場合、こうした申込関係のものに申し込んだ場合、受付しましたよ、ということをお知らせする「受付完了メール」というのが手元に送られてくると思います。

 

しかし、この持続化給付金に関してはどうやらこの受付完了メールというのが来ないようです。ネット上にも来なかったという意見がほとんどなので、たぶん間違いないと思います。実際わたしのところにも来ませんでした。

 

したがって、多くの方にすれば受付完了メールがこないので申し込みが受け付けてもらえたのだろうかと不安になるところだと思います。そこで気になる方は、申請完了時に表示される「ご申請ありがとうございました」のページの画面をキャプチャーしたり、申請番号を控えたりしておいてもいいかもしれません。

 

 

まとめ

 

 

ということで今回は持続化給付金の手続きをわたしが実際にしたときの感想や注意点についてお話してきましたがいかがでしたでしょうか?これから持続化給付金を申し込もうとしている方には何かの参考になればと思います。

 

わたしの場合は事前にちゃんと準備をしていなかったので2時間近く時間がかかりましたが、申込要領をしっかり読んで添付書類なども事前に用意して申し込めば、正直10~20分くらいで申込みが完了できると思います。

 

これを申し込むことで中小企業は最大200万円、個人事業は最大100万円が早くて2週間後にはもらえるのですから、要件に当てはまる経営者の方は少し手続きが面倒ですが、ぜひ申し込んでほしいと思います。

 

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