「資格を取得してから独立開業を目指したい」方がまず考えておくべきこととは?

2020年02月23日


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こんにちは。行政書士で開業支援アドバイザーのセイケです。

 

早速ですが、このブログを今お読みになられている中で、税理士であったり、鍼灸師であったり、〇〇コーディネーターであったり、いわゆる何らかの資格を取ってから独立開業したいと考えている方も多いと思います。

 

もちろん我々行政書士をはじめ、弁護士、税理士などの国家資格であれば、例外を除いて、その資格試験に合格しない限り、その職業の肩書で事業を行うことができません。そのため、何年も時間をかけてその職業につきたいという希望を持って、その資格試験にチャレンジしている方も多いと思います。

 

 

 

もちろんそうした高い志を持って勉強して独立開業をするという考えも大変結構だと思いますが、ただ知っておきたいのは

 

資格を取ったからといって必ずしも食えるわけではない

 

ということです。

 

こうしたことはその資格の職業についてみないとわからないといった面もありますので、一概には言えませんが、資格というのはあくまで「その仕事をできるというお墨付きをいただいた」というだけのものですので、その仕事に就いたからといって最初から仕事が用意されているわけでも何でもないことは知っておくべきだと思います。

 

 

 

資格をあくまでも「就職や転職に生かすため」だけの目的で取るのでしたらそこまで考える必要はないと思いますが、その資格を生かして独立開業してやっていくという考えであれば、それなりの覚悟は必要だと考えておくべきだと思います。

 

では、その覚悟はあると仮定した場合、今後どのように資格を取得して独立開業すればいいのでしょうか?

 

 

 

資格を取ってから独立開業を考えている人は「あまり時間がないこと」を知る

 

 

 

まずわたしたちには寿命が限られており、かりに人生80年だとした場合、今40歳であればちょうどマラソンでいうところの折り返しにきたところです。

 

つまり多少の誤差はあれど、残りの人生をどのように生きていくのかを考えたとき、私たちに残された時間はそれほど残っていないということを知っておかないといけません。

 

 

 

もしあなたには「行政書士試験に合格してから独立開業したい」という目標があったとしましょう。そこで1年間、資格取得の学校に通学したとしましょう。そうして猛勉業の末に資格取得が出来たとすれば、あなたは晴れて「1年後からは」行政書士として活動できますが、その1年間は結局何も事業活動ができないまま過ごすことになります。

 

しかも1年目で受かればいいですが、その年不合格だとまた翌年の試験までは受けられませんので、さらに開業が遅くなる可能性もあります。それはある意味で人生にとっての賭けでもあります。

 

 

 

つまり、こうしたことがネックとなって何年も資格試験にチャレンジしている人にすれば、これがその人の人生にとって大きな「機会損失」という見方も出てきます。

 

先ほども言ったように、人生で生きるための時間は、個人差はあれ常に限られています。そういう意味からすれば、独立開業するにあたって「何が何でもその資格でないとダメだ!」という考えはあまり持たない方がいいのかもしれません

 

 

 

独立開業のために資格を取るときは、今までの自分のキャリアに即したものを選ぶべき

 

 

 

では資格を取ってから独立開業を目指すという場合は、どのようなプランを立てるのが一番いいのでしょうか。

 

結論から言えば、今自分のいる環境や過去の経歴などに照らし合わせて、それに見合った資格を取得した方が効率的であって、事業として成功できる可能性もより高くなるといえるでしょう。

 

 

 

たとえば今花を取り扱う会社に就職していて、今後独立開業したいという希望を持っているのであれば、資格を取るのなら弁護士や鍼灸師など全く畑違いのものを選ぶのではなくて「フラワーコーディネーター」や「カラーコーディネーター」など関連する資格を取って花屋さんとして開業した方が成功する確率は絶対に高くなります。

 

やはり今まで経験したことというのはしっかり身についていますので、それを生かすことはやはりその人にとっての事業の成功を早めることにもつながります。

 

 

 

さらには、開業資金を調達するといういわゆる「創業融資」を考えているのであれば、融資担当者はやはりそういった「事業の成功の可能性」というのもしっかり見たうえで融資の可否を決定しますので、その今までやってきた仕事と関連する事業であればより開業資金が借りやすいのではといえます。

 

その意味でいうと、資格というのは、自分の事業が成功するうえで取っておけばたぶん役立ちそうだから取っておこうか、というくらいの軽い感じでみた方がいいかと思います。その事業がしたいからという理由で何年も時間とお金をかけて資格を取得したとしても、必ずしもその事業で成功するとは限らないので、そこは割り切って考えてみるべきでしょう。

 

 

まとめ

 

 

もちろん今までの職業でやってきたこととは関係のない事業をしたいという方も多いかと思いますが、資格を取得するまでに時間とお金がかかる、開業後の事業計画、資金計画などを一から考えなければならない、資金調達がしにくいなどいろんな「不利」が生じるということは知っておかなくてはなりません。

 

少なくとも事業でお金を稼ぐという目的に立って考えてみたとき、今までとは全く別の事業を始めようとするのはとても「効率が悪い」と考えておくべきです。それよりも今自分の持っている資格や人脈などあらゆるものを棚卸しして、どの事業をすればより早く成功に近づけるのか、を真剣に考えてみることが大事だと思います。

 

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