【図解】令和2年確定申告の青色申告をe-Tax(電子申請)で簡単に行う手順

2021年02月24日


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こんにちはセイケです。早速ですが、経営者の皆さんにとってはとても大切な季節がやってまいりました。それは「確定申告」です。

 

このブログを読んでいらっしゃるのは主に個人経営者でなおかつまだ開業して間もない方が多いと思います。

 

 

 

そんな方からしたら確定申告のために毎年領収書などを整理して、決算書や確定申告書を作成して、税務署に出向くなどして申請するというのは「とても手間がかかる作業」に思えるかもしれません。

 

そういった面倒くささもあって、いまだに手間のかからない「白色申告」で確定申告を行っておられるという方も多いと思います。しかしそういった方は今日を限りに「確定申告は青色一本で!」と考え方を改めてほしいと思います。その理由は後ほど^^

 

 

 

で、今日は皆さんが青色申告をしているという前提でお話を進めたいと思いますが、青色申告をやるときの申請方法はどのようにされていますでしょうか?

 

例年税務署に出向いて申告されているという方は、今年はコロナ禍で税務署が密にならないように郵送か電子申請(e-Tax)での申請を呼びかけています。そういった中で今年からは「電子申請(e-Tax)」で申告をやろうとお考えの方も多いと思います^^

 

 

 

この電子申請(e-Tax)は、家のパソコンやスマホからインターネットを経由して申告できるというもので、政府が今必死になってこの電子申請での申告をPRしています。

 

で、今回はスマホでの申請ではなくてパソコンからの電子申請のやり方について気になっているという方も多いと思いますので、これを実際に手順に従ってやってみようと思います。(スマホの方はやり方がめんどくさい上にバグが多いようなのであまりおすすめしません。)

 

あまりに簡単すぎて今までの苦労は何だったんだ~って思うくらいなので(笑)、この記事を読んで興味がわいてきましたらぜひチャレンジしてみてほしいと思います^^

 

 

なぜ確定申告は「青色一本」なのか?

 

その前にまずなぜわたしが確定申告は「青色一本で!」と強く主張しているのか、その説明だけしておこうと思います。

 

結論から言うと、

 

青色申告は節税のメリットだらけで、蓄財をする上においてはやらない手はない!

 

からです。白色で申告している人はわざわざ自分で多くの税金を払うことをすすんでやっている方なので、その意味では納税意識の高い方だといえますね^^;

 

 

 

でも今のこのご時世、税金(所得税・住民税など)や社会保険料(国民年金・国民健康保険料など)の額は年々増加しています。

 

皆さんも「また今年国民健康保険料上がってるやんか~(泣)」と嘆いておられるのではないでしょうか?しかし金額が決まった以上はいやでも納めなくてはなりませんよね。

 

そんな国にお金を搾取されてばかりの我々経営者にとって、唯一与えられている権利が「確定申告(青色申告)をする」ことなのです。(サラリーマンの皆さんにはこうした権利はほとんど与えられていません。)

 

 

 

お金持ちの経営者は、こうした納税については「最大の経費」だという認識を持っています。したがって蓄財するためには「税金はできる限り払わない」というのは当然の考え方として持っています。

 

つまりこうした青色申告のような権利を最大限に利用しないということは、お金持ちになる権利を自分から放棄しているようなものだといっていいと思います。

 

 

 

さらになぜ白色じゃなくて青色でないとダメなのでしょうか?それは「控除額の違い」が両者では比べ物にならないほど大きいからです。

 

控除とは単純に言って、所得税の計算をする際に収入から差し引いて計算してもらえる金額のことで、要するに「経費」と同じように考えてもらえたらいいかと思います。

 

 

 

青色申告の場合「青色申告特別控除」といって55万円の控除が受けられます。これと基礎控除(誰でも受けられる控除)の48万円と合わせると103万円もの控除が受けられます

 

そしてさらにこのあと出てくるe-Taxで申告すると青色申告特別控除の額が65万円に引き上げられるので、合計「113万円」の控除が受けられることになるのです。

 

これが白色の場合だと控除が受けられないので、基礎控除分の「48万円」しか控除が受けられません。

 

(出典:ソニーホームページ

 

でも白色でも一応控除は受けられるし、自分はお金持ちじゃないから関係ないよ、という方はよく考えてみてください。

 

もし青色申告などの制度をフルに活用して確定申告して「年間5万円」ずつ毎年節税できたとしましょう。(事業の規模にもよりますが、年間5万円の節税はけっしてあり得ない数字ではありません。)

 

これが10年続けば50万円、20年続けば100万円の節税になるのです。その節税分は、自分の会社やお店に貯めておいて好きなように使えるのですから、この額は大きいですよね。

 

 

 

しかも今は会計ソフトを使うことで、レシートや領収書をスマホで撮影したり、銀行口座と紐付けることで「半自動的」に決算書が作れてしまいます。

 

しかも確定申告書も作れて、電子申請(e-Tax)もできるため、一連の青色申告にかかる手続きは全部家のパソコンで完結できてしまいます。これだけで「113万円の控除」がゲットできます。あとは「やるかやらないか」だけですね^^

 

 

 

つまりこれらを総合的に見ても、「白色」でやるメリットは何もないので「青色」一本で!というのはお分かりいただけたかと思います。

 

もしお分かりいただけたのであれば今すぐ「所得税の青色申告承認申請書」をダウンロードして書いてお近くの税務署に提出して「青色申告事業者」になってください^^

 

この辺についてもっと詳しく知りたいという方はこちらの記事をご覧ください。

 

個人事業主の確定申告は「青色」でないとダメな理由

 

 

パソコンからの青色申告の電子申請の手順

 

 

それでは大変お待たせしました。これからパソコンからの電子申請の手順について順を追ってやってみたいと思います。

 

簡単に次のような流れでやっていきますが、国税庁の「確定申告書等作成コーナー」で決算書や確定申告書を作成してe-Taxのホームページから電子申請するというやり方もありますが、ここでは「決算書や確定申告書はもう作成してある」という前提で、会計申告ソフトからの電子申請の方法だけに絞ってお伝えしたいと思いますのでご了承ください。

 

1.マイナンバーカード、ICカードリーダーライターの用意をする

 

まず電子申請に必要なマイナンバーカード(個人番号カード)ICカードリーダライタ―を用意します。(※わたしはサンワサプライのカードリーダーを利用しています。)

(出典:弥生ホームページ

 

マイナンバーカードは、自分がお住いの役所で発行手続きをしてから作成します。詳しい作成方法などは自治体によって違ってきますので、かならずお住いの自治体に聞いてから作成するようにしてください。

 

参考:e-Taxによる申告(電子申告)(弥生のホームページ)

 

ICカードリーダライタ―はパソコン上でマイナンバーカード内の電子証明書を読み取るための装置です。家電量販店や通販サイトで売っています。だいたい2,3千円くらいで売っています。

 

ただしウィンドウズ(ソニー社製「PaSoRi(パソリ)」等)とマック(アイ・オー・データ社製「USB-NFC3」「USB-NFC4」等)とで使えるリーダライタ―が違ってきますので、その点はご注意ください。

 

ソニー 非接触ICカードリーダー/ライター PaSoRi RC-S380(e-Tax対応/eLTAX対応 確定申告 マイナポイント マイナンバーカード 交通系ICカード)

 

【確定申告 e-Tax対応セット】 やよいの青色申告 21パッケージ版 & I-O DATA NFCリーダライター/ICカードリーダーライター マイナンバーカード 非接触型 mac対応 USB-NFC3 セット

 

2.会計申告ソフト(やよいの青色申告)をインストールする

 

上記の準備が終わりましたら、次は電子申請に対応している会計申告ソフトを購入してインストールします。

 

いろんな会計申告ソフトがありますが、初心者におススメなのはやはり「やよいの青色申告 オンライン」ですね。

 

決算書作成に必要な仕訳作業も、簿記に詳しくない初心者でも簡単にできるようになっていますし、決算書や確定申告書もソフトの指示に従うだけで簡単に作れてしまいます。

 

 

 

もちろんそのまま電子申請(e-Tax)だってできてしまいますので、今年から確定申告は手間いらずで家にいたまま完結できてしまいますね^^

 

またソフトを家電量販店などで買わなくてもダウンロード版ですぐ使えますし、しかもなんと「1年間無料」で使えてしまいますので、今のうちにダウンロードしておきましょう^^

 

やよいの青色申告 オンライン

 

3.ソフトのナビゲーションに従って電子申請する

 

それではいよいよ電子申請を行いたいと思います。今回は「会計申告ソフトからの電子申請」の手順に絞ってお伝えしますので「決算書や確定申告書を会計ソフトなどでもうすでに作成している」という前提でお話を進めさせてもらいます。

 

会計ソフトについては、ソフトによって仕様が異なりますのでその辺はご了解ください。今回は「やよいの青色申告」を使って申告してみることにします^^

 

3-1.「やよいの青色申告オンライン」にログインする

 

 

「メインメニュー」から「確定申告」に行きます。

 

3-2.「確定申告」タブで「確定申告の手順」に沿って入力していく

 

このとき「申告方法を選択します」から「電子申告(e-Tax)を利用して申告します」を選択します。

 

そのあとソフトのナビに従って「Step4 電子申告(e-Tax)」まで進んでください。また「確定申告e-Taxモジュール」というものを事前に入れておく必要があるので、もし入れてない場合はこれをソフトの手順に従ってインストールしておいてください。

 

3-3.マイナンバー(個人番号)を入力する

 

 

Step1~3の入力が終わるといよいよ電子申告です。「Step4 電子申告(e-Tax)」の「開始」ボタンを押すと画面のように「マイナンバー(個人番号入力)」の欄が出るのでマイナンバーカードの12桁の番号を入力し「OK」ボタンを押します。

 

3-4.「YEtaxを開きますか?」が出るので「YEtaxを開く」ボタンを押す

 

 

「YEtaxを開きますか?」というポップアップが出るので「YEtaxを開く」ボタンを押します。

 

3-5.確定申告e-Taxモジュールにログインする

 

 

確定申告e-Taxモジュール「弥生IDでログインします」というポップアップが出るので、弥生ID(メールアドレス)とパスワードを入力して「ログインする」ボタンを押します。

 

3-6.「e-Taxにログインします」という表示が出るので画面に従ってログインする

 

 

このとき用意していたマイナンバーカードをICカードライターにセットしてから「ログインする」ボタンを押します。

 

3-7.個人番号カードの「利用者証明用パスワード」(数字4桁)でログインする

 

 

個人番号カードの「利用者証明用パスワード」(数字4桁)は、マイナンバーカード発行時に役所で登録したものです。忘れるとログインできなくなりますので、必ずどこかへ控えておいてください。入力し終えたら「OK」ボタンを押します。

 

3-8.「送信する申告書を一覧で確認します」と出るので送信する書類を確認する

 

送信する書類を確認してチェックを入れます。確認が終わったら「申告データに署名してe-Taxに送信する」ボタンを押します。

 

3-9.マイナンバーカードの「署名用パスワード」(英数字6桁~16桁)を入力する

 

最後にもう一度「個人番号カード ログイン」の画面が出るので、先ほどの「利用者証明用パスワード」とは違って今度は「署名用パスワード」(英数字6桁~16桁、マイナンバーカード発行時に役所で登録したもの)を入力します。こちらも英数字間違わないように入力してください。入力が終われば「OK」ボタンを押します。

 

3-10.「受付結果を問い合わせ中です」の表示が出るので確認する

 

このような表示が出たら今オンラインで送信しているという表示なので、もし時間がかかる場合は下の「受付結果を再度確認する」ボタンを押して受付結果を確認します。

 

3-11.「e-Taxによる電子申告が完了しました」という表示が出ると送信完了です。

 

この画面が出たら送信完了です。これで無事に電子申請ができました。お疲れさまでした^^

 

 

まとめ

 

 

というわけでいかがでしたか?結構なボリュームの記事になってしまいましたね^^;

 

今回はじめてこの「やよいの青色申告」という会計申告ソフトを使ってみましたが、e-Taxのホームページから送信するよりはだいぶ早く送信することができました。

 

最初マイナンバーカードを発行したり、ICカードリーダライターを用意したりといった下準備は結構大変ですが、最初だけやっておけば以後毎年税務署に行って並ばなくてもよくなりますので、かなりの時間の節約になります^^

 

しかも納税以外にもこのマイナンバーカードはいろんな用途がありますので、今のうちに発行しておくことをおススメします。

 

 

 

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