「今流行りのもの」のお店の経営をはじめるうえで大切な考え方とは?

2020年07月26日


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こんにちは行政書士で創業支援アドバイザーのセイケです。

 

さて先日NHKで放送されていた「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」という番組を皆さんご覧になられたでしょうか?

 

 

 

毎週お金に関するさまざまなモノやサービスを「お金」の視点から紹介するというとてもユニークな番組で、私は大好きでいつも見ているのですが、今回紹介したテーマは「から揚げ」でした。

 

今やいろんなところに唐揚げの専門店がありますが、流行っているお店にはそれなりの理由があるのです。それはまさにこれからそういったお店の経営をやろうとお考えの方にとってためになる内容だったので、ここでシェアしたいと思います。

 

 

 

人気の唐揚げ専門店が売れる理由とは?

 

 

 

まず今回番組で紹介したお店は都内にあるわずか6坪のお持ち帰り専門のから揚げ店でした。

 

そこはいつもひっきりなしにお客さんが訪れて、とてもおいしいということで地元でも評判のお店でした。

 

店長はわずか29歳という若い店長さんでした。その方がその6坪のお店をひとりで切り盛りしているのですが、ぱっと見普通のテイクアウト専門店でありながらお店を回すことができて、しかもしっかり売上も出しているのです。

 

 

 

その理由としては、店の看板にも大々的に「金賞」という文字が表しているように唐揚げの味がおいしいことによるところが大きいのですが、その味を支えるのが「国産鶏」を使っているというところです。

 

国産鶏を使えば当然外国産の鶏を使うのに比べてコストがかかるところですが、このお店ではそれをあえて使うことでうまみが出るので、それが人気の秘訣だと店長はおっしゃっていました。

 

でもコストのかかる鶏を使用すれば、それだけ利益は下がってしまいますが、このお店ではそれをカバーすべく徹底した「経費カット」を図っていたのです。

 

 

 

お客様がお店に来てくれるための戦略その1~「コストカットを徹底する」

 

 

 

まずこのお店では「固定費」を徹底的にカットしていました。具体的には「家賃」と「人件費」です。

 

これらの固定費は売り上げにかかわらず毎月固定でかかってくるものなので、やはりできる限り押さえておきたいところです。

 

 

 

まずは家賃ですが、このお店は広さがわずか6坪で、駅からもかなり歩いて来ないといけない立地にあることから、家賃は「月6万円」という破格の値段で済んでいます。

 

また人件費についても、基本的にこのお店はピーク時以外はすべて店長がひとりで営業しているため、余計な人件費がかからないといいます。

 

さらにこのお店は「テイクアウト専門店」であるため、飲食スペースは必要ないうえに、お客様は買えば店内にいることなくすぐに帰るので回転がいいというのもメリットになっています。

 

 

 

このようにお店の固定費がしっかり抑えられて、なおかつ回転数も上がるように計算されていることが分かります。

 

こうした固定費を見直すことで、毎月の支出をできるだけ抑えることができる、その分を国産鶏の購入費用に充てる、おいしい唐揚げが提供できる、おいしいと評判になってさらにお店が繁盛する、こういう仕組みだったのですね。

 

 

 

お客様がお店に来てくれるための戦略その2~「お店の立地にはこだわる」

 

 

 

さらに店長は、お店にお客様が集まることについては、お店の立地も関係しているということを話していました。

 

先ほども言った通り、そのお店は駅からは歩いても数10分かかるほどのところにあるため、集客力のある駅を利用する方をターゲットにできないというデメリットがあったのです。

 

 

 

 

そこで目をつけたのは「スーパーの近く」にお店を構えるということだったのです。実際このチェーン店のほかの店舗も、スーパー以外にもドラッグストアなど集客力のあるところの近くにお店を構えていたのです。

 

こうすることで、スーパーを利用するお客様がスーパーからの行き帰りでお店を目にする機会が多く、その方たちがお店に買いに来てくれるというわけです。

これが駅近でないデメリットをカバーするためのお店の集客戦略だったのです。

 

 

 

しかしここで一つ疑問が生じてきます。スーパーにも当然お惣菜コーナーに行けば唐揚げは売っていますし、鶏肉などの材料をそのスーパーで買えば家で作ることだってできます。それなのになぜお店にわざわざ買いに来るのでしょうか?

 

その答えは番組内では明かされませんでしたが、お客さんのインタビューでそれが分かりました。

 

 

 

お客さんによると、前もってお店に予約しておけば、スーパーで買い物をしている間に「アツアツの作り立て」の唐揚げを作って用意してくれているというのです。

 

これならスーパーで買った冷めた惣菜コーナーの唐揚げよりも、揚げたてのお店の方が当然いいですよね。このようにしっかりと計算されたお店側の戦略があるからお店の経営が成り立っているといえると思います。

 

 

 

このように「お店が狭い」「駅から遠い」などのデメリットがあってもちゃんとお店が成立しているのは、しっかりマーケティング戦略を立てたうえで、「余計な経費(固定費)を抑える」「お店の立地にはこだわる」ということを徹底していたからなのですね。

 

もし何も戦略がないまま、唐揚げのお店を経営していても、このお店と同じような結果にはならなかったでしょう。流行りものだからほっといてもお客様は来てくれるだろうというような感覚ではお店は長続きできないということが言えると思います。

 

 

 

まとめ

 

 

 

ということでいかがでしたか?街のあちこちにいろんな流行りのお店がありますが、こうしたお店が長く続けていくためには、やはりマーケティング戦略は重要であることがよくわかるかと思います。

 

今起業を考えている方で、今ブームだからという理由だけでお店を開くというのは、ヘタをすれば大やけどを負う可能性だってあるのです。

 

 

 

とくに今はやりのものを取り入れたお店というのは、そのブームが過ぎ去ったあとのことも計算しておかないといけません。単にブームだからという理由でお客さんはずっとついてきてくれるという保証はありません。

 

どんなお店をやるにしても、しっかりと戦略を立てることが一番大事です。自分の出店するお店の環境や集客のターゲット層などをしっかりと見極めて、本当にお店がうまくやっていける確信ができてからはじめるようにしましょう

 

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